蓮 花 亭
(中央区弁天町)
 昭和二十六年、検見川にある東大農場で二千年前のハスのみが発見され世界の反響を呼んだ。この発芽に成功したので、 この一部が千葉公園の一角に分植された。見事に根付き花を咲かせた。この美しい花が毎年咲くようになり、 市の有名人が集まり花見会が開かれるようになった。奈良屋 社長の俳人杉本北柿が会長となり、市内外の名士や風流人が集まり、「蓮の花を見る会」 となったまた・聞く会ともいった。花が開く時、ポンと音をたてるそうで夜明甘の時刻 に集まる人もいた。今は故人の幹事伊藤公平さんや渡辺千紫さんを思い出す。現在、綿打 池の畔にある建物は蓮花亭と呼ぴ、蓮を眺めながらの憩いの家でもある